(2019/5/2)アンパンマンが嫌い

娘はアンパンマンYouTubeが好きで、人形を使ったおままごとのビデオをよく見ている。その他、ジグソーパズルや玩具など、どこの家庭もそうかと思うが愛用している。

しかし、謎があり、アンパンマンのアニメが嫌いなのだった。アニメをみなくなってからしばらく経っており、そんなことも忘れていたが、帰省中、義父が見せたアンパンマンのBSの番組に激しく拒否反応を示したことで、まだその傾向があると気づいた。

どうして嫌いなの?と聞くと、だってバイキンマンが意地悪するから、と応えた。それを聞いた妻と同時に、優しい子だね、と感想を漏らした。それと同時にその感覚はよくわかると思った。

アニメの途中に主人公が失敗をするシーンが出ると、耐えられずにみるのをやめたことがよくあった。正確に言うと、その後に失敗するのが予期されるシーンがあると、その失敗がもたらす感情が自分のことのように感じられるもので、その後長じて、それは共感性羞恥と呼び、広く共有された感情であることを知った。子供の頃は、なぜみんな平気で見られるのだろうと思った。特にパーマン、またドラえもんなど、藤子不二雄作品によく感じることが多かった。

やっぱり娘はパパに似ているね、と妻が評した。