(2017/4/1)第一子誕生の折に詠んだ俳句
第一子が誕生した折に詠んだ俳句を記録として以下に載せる。
花 冷 え や 妻 は 胎 児 を 抱 き し め り
ト ラ ッ ク の 荷 台 に つ も る 桜 か な
四 月 馬 鹿 胎 児 は 手 足 ば た つ か せ
隣 室 の 妊 婦 も 叫 ぶ 春 の 夜
春 深 し 妻 は 我 が 子 を 産 み 落 と す
コ ピ ー 機 の 前 呆 然 と 春 嵐
み ど り ご の 名 は 蝶 々 に 選 ば せ る
と こ ろ で の 後 が 本 題 四 月 尽
休 日 に 出 社 す れ ど も 風 光 る
初 夏 や 妻 の 目 盗 み 子 を 抱 く
来 年 は 三 人 で 行 く 花 見 か な
(2016/11/10)新人エンジニア研修まとめ(2016年版)
新入社員へのエンジニア研修をまとめます。前年度の記事はこちら:
ドワンゴ
去年おととしに続く紹介。今年は「アクティブラーニング」と取り入れたとのこと。アクティブラーニング流行ってますね。
GMOペパポ
去年に引き続いての公開。記述内容が濃いです。
CTOによる講話。
11/26追加
はてな
新人エンジニア研修報告界隈の巨人・はてなです。
クックパッド
そもそも新入社員研修はなぜ必要かというところから立ち戻って研修を設計されています。
サイバーエージェント
ameblo.jp
同じ流れを2回繰り返すことで新入社員(と運営自身にも)改善を促す仕組みです。
フィードフォース
講師と新入社員の双方による振り返り記事です。
ピクシブ
受講者による報告。
ハンズラボ
はじめての新卒者向け研修とのことで、関係者によるまとめ記事も数多いですね。
ラクーン
techblog.raccoon.ne.jp
こちらも新人研修の目的を定義したあとで必要な研修を定義しています。
GMOアドパートナーズ
techblog.gmo-ap.jp
新入社員の方による報告。
Speee
TECH::CAMPというプログラミング学習サービスを利用したとのことです。
シーエー・モバイル
tech.camobile.com
「実在の弊社サービスのバグ修正をテーマにした業務チケット消化バトル」を行ったとのこと。面白そう。
レバレジーズ
研修で生まれたサービスを期間限定で提供したとのこと。
DMM.comラボ
目標は「フルスタックエンジニア」。盛りだくさんな内容です。
ウィルゲート
こちらも教える側、教わる側双方のまとめ記事です。
メイテック
技術力だけでなく人間力も高めるようカリキュラムが組まれているとのこと。
その他(CA、GMOインターネット、楽天)
(2015/05/18)保育士の先生が教えてくれた子どもとの接し方の工夫
保育所に行くたびにプロの保育士の子供の接し方に感心させられる。
雨が降っている日の夕方。子供を保育園に迎えに行ったとき。
汚れ物の回収などを済ませ、雨合羽を着せようとした。子供は雨合羽を入れたかばんのデザインと色合いが好きで、花柄のそれをよく「ハナ!」と呼んでいた。外出するときは雨が降っていなくても雨合羽を持ちたがるくらい愛着を感じているようだった。ところが、かばんから雨合羽を取り出したところで愚図りだし、着せようと腕を掴んでも身体を膠着させて嫌がり、泣き出した。
しょうがないなあと無理に着せようとしていたが、保育士の先生が「私が着せてあげますよ」と言った。そこから先生が子供と向き合うとすぐに子供の感情が安定した。雨合羽を腕に通してボタンを締めるまですぐだった。
先生が、(少し得意顔で、)私にしたアドバイスによると、いきなり何かをやってはいけない、ということだった。何も言わずにかばんから雨合羽を取り出して着せようとすのではなく、カッパ着ようね、カッパとってもいい?、などと事前に予告してから行動すると嫌がらないという。
なるほど。
子供が発する言葉はまだ少ないので言葉によるコミュニケーションはまだ出来ないだろうと省略してしまいがちだなと反省した。考えてみれば発する言葉と理解できる言葉の量には差があるのはあたりまで、発する言葉が少ないからといって理解できていないわけではない。
(話は異なるが、自分が英語を勉強している時に痛感することでもある。喋れないからといって完全に英語を理解できていないわけではないんだ、と言いたくなることが英語のコミュニケーションにはよくある。)
さて、それを契機として、子供にもまずは言葉でお願いしようと思った。
保育園に送る道すがら、真っすぐ行けばよい道を何故か曲がりたがったときがあった。あとで妻に聞けば曲がった先にいつもドングリが落ちているエリアがありそこでドングリを拾いたがるということらしい。いつもなら強く腕を引っ張るなり抱っこするところを、まずは屈んでみた。顔を子供に近づけて、「ねえ、まっすぐ行こうよ。保育所の友達と先生が待っているよ。ドングリは、帰りにしようよ」と言った。道の向こうを見つめる子供が、うん、と頷く。本当に言ったことを全部理解したとは思わないが一応パパの思いは伝わったようだった。
事前にお願いをする、ということを意識したきっかけであった。
(これも話が異なるが、『“子”のつく名前の女の子は頭がいい―情報社会の家族 (新書y (045))』という本に、情報の事前送信が重要、ということが書かれていたのを思い返した。)
(2016/05/01)かつて正しかったことを現在の視点で見直すこと
最近妻が文章を定期的に書いている。影響を受けて、久々に記事を書こうと思った。
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『これからのエリック・ホッファーのために: 在野研究者の生と心得』という本を読んだ。著者のツイッターを何気なくフォローしていて、ブログに書く記事をたまに読んだり『群像』の評論の賞を受賞されたのをみていた。それ以上に「在野研究者」という言葉に響くところが私にあったのが本を読んだ理由であって、大学の研究機関に所属せずになにか研究して世に役立つことを見つけられないかなと思っていたことがあるからだ。今も少しまだ思っているが。
日本の在野研究者16人の生涯を紹介しつつそこから「心得」を抽出する文章の構成である。小室直樹、小阪修平、谷川健一、といった人々は私も興味を持つものであって面白かった。それ以外の人は私は知らないかあまり興味もなく、あまりよい読者ではなかった。読んだ今思うのは私は「在野研究」に惹かれているわけではなくて一人でなにかを成し遂げることに興味があるのだなということだ。荒木さんの抜き出した在野研究の教訓にはあまり響かないものも多かった。
あとがきに、大学院時代に指導教授にだろうか、こんなことを指導された、とある。「研究者になりたいのなら教師になるしかない」。教師になるというのは大学の組織に留まるということを意味しており、「至って普通の指導である」。しかし、「わたしはそのたびごとに憤怒」した。憤怒のところには「マジギレ」とルビがある。漢字とカタカナの混ざり具合が著者の持ち味である。
なにが嫌だったのか、色々あるのだろうが、おそらく一番大きかったのが、研究者イコール教師であるという自明の認識を押しつける、その無自覚な鈍感さに私は耐えられなかったのだ。(p.250)
*
ここで急に話は飛ぶのだが、これも妻の勧めもあり、勝間和代さんの『2週間で人生を取り戻す! 勝間式汚部屋脱出プログラム』を読んだ。勝間さんの断捨離の記録であり、アップルウォッチから自分があまり動いていないことに気付かされた著者が部屋に溜まったあれやこれを片付け続けて部屋に人を呼べるようになったら恋人ができた、という半年の記録である。
指摘の一つに、そのモノが本当に必要かを考えよ、というものがあった。例として挙がっていたのが台所の三角コーナーで、仮にそれがなくとも、生ごみが出るたびにゴミ箱に捨てれば三角コーナーなど要らない、とある。三角コーナーはたしかに狭いシンクを多少専有するものであって汚れがつきやすく残りやすいものでもあって、代用できるモノやプロセスがあれば不要かもしれない、と思った。
当たり前にものがあることによって疑っていないことを、ひとつひとつ疑って、買う前に、本当に必要なのかを考えなさいということです。(p.134)
とはいえ買うときに要不要を適切に検討するのは難しいことも多く、購入以後の使用する段階において定期的に見直すことが重要なのだろうと思う。ふと思い立って我が家の傘立てを確認してみると、半数が壊れて錆びて使用できない傘だった。購入時は必要だったものもいつか不要になるのだが、不要になったタイミングで不要であると判断できなかったり捨てるアクションを取れなかったりする。
*
ここで話は戻るのだが、最初の研究と研究機関での教育の話も、歴史的な経緯があって結びついている概念であるが、多様化した生き方、進化した技術、などなど前提が変化している以上、その結びつきはそれほど自明ではなく、それを当然のこととして言明することは偏見でさえある、と言えなおせるであろう。上記二冊は「かつて正しかったことを現在の視点で見直すこと」という観点で同じことを言っているように思えた。
これからのエリック・ホッファーのために: 在野研究者の生と心得
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(2015/12/13)2015年の人体実験
今年は健康に関する人体実験を、前半に一つ後半に一つ行った。結果としてはどちらも成功したように思う。成功したように思うが、しかし今後これが原因で深刻な病気を引き起こす結果になるのかもしれないのでほんとうのところはなんとも言えない。とはいえ、現在の体調はかなり良いと思う。
一つは低炭水化物ダイエットで一つはビタミンC大量摂取である。前者はかなり浸透しているメソッドであるが、後者はかなり異端な方法である。いずれにせよ世間の主流から遠く、それが悪いわけではないが、主流派から不当に攻撃を受ける陰謀論めく主張を数多く読んだのはこころの健康的にどうか。
低炭水化物ダイエットは、正月明けから意識して炭水化物の量を半分にしたところ、一月に一キロの割合で減っていった。半年後には落ち着いてそれ以上の体重が減ることはなくなったが、目に見える成果であった。まさに結果にコミットといった感もある。健康診断における各種数値も向上した。
「ダイエット」と言っているのは、ほんとうはダイエットが目的ではないのだが、ダイエットと言わないと周囲の人間が納得しないという部分がある。それだって奇異な目で見られるのだが、糖質を摂取すること自体がどうも体のパフォーマンスを落とすのだ、ということが全然理解されない現実がある。
ビタミンCの大量摂取は、糖質制限の習慣が定着した頃にはじめたもので、これも奇妙がられている。職場にビタミンCの錠剤を入れた容器を置いているので、DHCの茶色の錠剤を見て一体それは何なのかと確認を受けることが多い。糖質制限は実践者も多いがビタミンCについては聞いたことがない。
昔から風邪をよく引いていた。おとなになってからも季節に一回は引き、治るのも1週間以上かかる。1ヶ月位体調が悪いこともよくあった。風邪で仕事をしくじることもあり、もういい加減どうにかしたいと願っていたころ、ビタミンCの大量摂取が風邪によく効くとの主張を耳にしたのだった。
それから半年余。ここまで一度しか風邪を引かなかった。一度は引いてしまったがこれは予防に役立たないというよりか予防に役立つほどの摂取量に足りなかったと解釈したい。なにより、一時間おきに1500mgほどの摂取を昼夜繰り返し、風邪が一日で治癒したのだった。
参考文献:
炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学 (光文社新書)
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ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く (講談社+α新書)
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(2015/9/30)今月の育児
こどもの歯がますます生えそろってきて、笑顔から歯が何本も見える。
長い距離を歩くことが苦にならなくなっている。