(2015/12/13)2015年の人体実験

今年は健康に関する人体実験を、前半に一つ後半に一つ行った。結果としてはどちらも成功したように思う。成功したように思うが、しかし今後これが原因で深刻な病気を引き起こす結果になるのかもしれないのでほんとうのところはなんとも言えない。とはいえ、現在の体調はかなり良いと思う。

一つは低炭水化物ダイエットで一つはビタミンC大量摂取である。前者はかなり浸透しているメソッドであるが、後者はかなり異端な方法である。いずれにせよ世間の主流から遠く、それが悪いわけではないが、主流派から不当に攻撃を受ける陰謀論めく主張を数多く読んだのはこころの健康的にどうか。

低炭水化物ダイエットは、正月明けから意識して炭水化物の量を半分にしたところ、一月に一キロの割合で減っていった。半年後には落ち着いてそれ以上の体重が減ることはなくなったが、目に見える成果であった。まさに結果にコミットといった感もある。健康診断における各種数値も向上した。

「ダイエット」と言っているのは、ほんとうはダイエットが目的ではないのだが、ダイエットと言わないと周囲の人間が納得しないという部分がある。それだって奇異な目で見られるのだが、糖質を摂取すること自体がどうも体のパフォーマンスを落とすのだ、ということが全然理解されない現実がある。

ビタミンCの大量摂取は、糖質制限の習慣が定着した頃にはじめたもので、これも奇妙がられている。職場にビタミンCの錠剤を入れた容器を置いているので、DHCの茶色の錠剤を見て一体それは何なのかと確認を受けることが多い。糖質制限は実践者も多いがビタミンCについては聞いたことがない。

昔から風邪をよく引いていた。おとなになってからも季節に一回は引き、治るのも1週間以上かかる。1ヶ月位体調が悪いこともよくあった。風邪で仕事をしくじることもあり、もういい加減どうにかしたいと願っていたころ、ビタミンCの大量摂取が風邪によく効くとの主張を耳にしたのだった。

それから半年余。ここまで一度しか風邪を引かなかった。一度は引いてしまったがこれは予防に役立たないというよりか予防に役立つほどの摂取量に足りなかったと解釈したい。なにより、一時間おきに1500mgほどの摂取を昼夜繰り返し、風邪が一日で治癒したのだった。

参考文献:

炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学 (光文社新書)

炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学 (光文社新書)

 

 

ポーリング博士のビタミンC健康法 (平凡社ライブラリー)

ポーリング博士のビタミンC健康法 (平凡社ライブラリー)

 

 

ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く (講談社+α新書)

ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く (講談社+α新書)