表のヘッダー欄内の主従関係の表現方法について

問題

会社の業務において、こうした形式の表を作成することがある。

 しかし、この表には問題がある。それは、最初の項目である「ID」とそれ以外の項目は、内容上性質が違うのにもかかわらず、形式上の区別がないことである。「ID」欄に記入された内容は他の項目の値を一意に決める。これを主従関係と呼ぶ。しかし、それらの項目が横に並んでいるだけで、その関係を表現していない。

項目名に「ID」があるからまだ理解しやすいものの、この項目名がもっと何気ないものであったり、複数の列で一意となる構成だった場合、表を適切に理解できなくなる可能性がある。

 

解決策 

 

解決策①として、主と従の項目間に二重線などの他とは違う罫線を引くことがあげられる。

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 複数列で一意になる場合にも対応できる。

もう1つの解決策②として、セルを斜めに分割することも考えられる。

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セルを斜めに分割する表は、学校教育ではよく見ていたが、業務ではあまり見かけないかもしれない。Excelなどの表計算ソフトで表現しづらいのが一因だろうか。 左下の部分をそのままの項目名とし、右上の部分を従来の項目をサマライズするラベルをつける(今回の場合は「従業員情報」)。①よりも主従関係が明確になるメリットがあるかもしれないが、主となる項目は一つに限られるデメリットがある。